始めよう!タグラグビー
1 タグラグビーって何?
タグラグビーとは、タグ(リボン)を腰につけたプレーヤーが、攻守に分かれてゲー
ムを進めるゲームです。
全員が、腰にベルトをまき、その左右についているワンタッチテープに1本ずつタグ
(リボン)をつけます(つまり、1人2本のタグをつけることになります)。
攻撃側の一人が、ラグビーと同じ楕円球のボールを抱えて走ります。
守備側は、ボールを抱えて攻めて来る相手をタックルで止める代わりに、ボールを
持ったプレーヤーのタグを取り、相手の前進を止めるのです。
タグを取られたら、すぐに走るのをやめ、味方にボールをパスします。
タグをとったプレーヤーは、とったタグを手渡しで返します。 ①
タグをとられたプレーヤーは、それを受け取って腰につけます。②
その間もゲームは進められます(上記①,②のプレーヤーは、一時的にゲームには参
加できません)。
攻撃側は、相手のゴールラインを越えたところにボールを置けば1点となります。
※最初は、相手のゴールラインを走り抜ければ1点にするとよいでしょう。
もちろん、途中でボールを守備側に取られれば、攻守は入れかわることになります。
パスとランニングによるスピーディーなゲームが展開されていきます。
2 タグラグビーの歴史
タグラグビーは,1990年代のはじめにイギリスのデボン州で考え出されたといわれて
いる新しいカタチのラグビーゲームなのです。
日本では、イギリスに留学したラグビー関係者が日本に用具などを持ち帰ったことが
きっかけで、広がっていきました。
最初は、子どもたちがラグビーを始める際の導入的なゲームとして採用されていたと
いうことです。
3 タグラグビーの魅力
ラグビーといえば,激しいタックルなどの身体接触が大きな特徴です。
しかし、タグラグビーは,そのような身体接触を一切取り除いたゲームであり,誰で
も楽しめるボールゲームであるということができます。
ところで,体育の授業でいつもボールから離れた位置にいる子はいませんか。
なかなかボールに触ろうとしない子はいませんか。
そのような子が進んで走り,ボールを受けてパスをするようになるのがタグラグビー
なのです。
その具体的な資料などを「RWC2019推進教育セミナーin釜石」で公開します。
タグラグビーを正しい手順と正しい方法で行うことで,「体育が好きになった!」と
いう子が増えていくのです。
4 タグラグビーと授業
5 タグラグビーのルール